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コラム - FAQ

設備を止めずにモーターの振動診断を実施し、異常を未然に防止する予防保全の手法について教えてください。

設備を停止させずにモーターの状態を正確に把握する手法として「振動診断(精密振動測定)」は非常に有効です。モーターの振動はベアリングの損傷、回転子のアンバランス、芯出し不良(ミスアライメント)、基礎ボルトの緩み(ルーズネス)などによって発生し、放置すると軸の折損やハウジング破壊を招きます。振動診断では、振動速度(mm/s)、加速度(m/s²)、変位の3要素を定常運転中に測定し、ISO 10816やJIS規格に基づいた評価基準で状態を判定します。さらに周波数分析(FFT解析)を行うことで、例えばベアリング内部のボールのキズ、外輪・内輪の欠陥、ギアの噛み合い異常など、目視では見えない内部の異常箇所を正確に特定します。また、特定の回転数で急激に振動が増大する共振現象に対しては、架台補強やインバーター周波数の調整による回避策を提案します。定期的な傾向管理や小型IoTセンサーによる常時監視システムを導入することで、突発故障をゼロにし計画保全を実現します。

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