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コラム - FAQ

「かご形回転子」とはどのような構造ですか?不具合の発生原因と点検方法は?

かご形回転子(ローター)は、かご形三相誘導電動機の中核となる回転部品で、鉄心(積層電磁鋼板)のスロットに挿入されたアルミニウムや銅の導体棒(ローターバー)と、その両端を短絡させる短絡環(エンドリング)で構成されています。周囲の鉄心を取り除くと鳥かごのような形状をしていることからその名が付けられており、接続用の電線やカーボンブラシなどの摺動部品を持たないため、構造が極めて堅牢で耐久性に優れています。しかし、頻繁な起動・停止による大きな始動電流や電磁力、過酷な過負荷運転が繰り返されると、熱応力や金属疲労によって導体棒の破断や短絡環の亀裂が発生することがあります。かご形回転子の不具合が発生すると、回転数の低下、トルク不足、運転時の異常な振動や唸り音、三相電流の不平衡といった症状が現れます。点検・診断においては、非破壊検査(超音波探傷試験等)やサージテスターによる検査、運転中の電流周波数解析(サイドバンド波解析)などを用いて回転子バーの亀裂や接触不良を特定します。不具合が確認された場合は、回転子の修正・補修や動バランス校正、またはローターの新品交換対応を行います。

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