コラム - FAQ
産業用減速機の異音・油漏れ・発熱に対する修理・オーバーホールの流れについて教えてください。
産業用減速機(ギヤードモーター、サイクロ減速機、遊星・ヘリカル減速機等)の不具合は、工場ラインの停止に直結するため迅速な修理対応が必要です。主な不具合症状には、歯車の噛み合い異常や軸受破損による「異音・振動」、オイルシールの劣化やケース合体面のボルト緩みによる「油漏れ」、潤滑油不足や粘度低下による「異常発熱」があります。修理・オーバーホールの流れとしては、まず受入検査にて異音やガタツキを点検した後、減速機を全分解します。内部の古いオイルやグリースを綺麗に洗浄除去し、歯車(ギヤ)の歯面ピッチング・摩耗・欠け、軸(シャフト)の傷、軸受(ベアリング)の損傷状態を精密測定します。摩耗したベアリングや硬化したオイルシール、ガスケットはすべて新品へ交換します。シャフトのシール接触面に摩耗溝がある場合は溶射・研磨加工で寸法補修を行い、破損した歯車は再製作または手配交換します。再組み立て時にはバックラッシ(歯の隙間)や歯当たりを精密調整し、指定の規定オイル・グリースを充填して無負荷試運転を行い、異音・温度・漏れがないことを確認して納品いたします。