コラム - FAQ
モーターから発生する電気的ノイズやインバータノイズの防止対策にはどのような方法がありますか?
モーターから発生する電気的ノイズは、周囲の精密センサーやPLC、通信機器に誤動作を引き起こす大きな要因となります。特に現代の工場で主流となっているインバータ駆動方式では、高速スイッチングに伴う高周波ノイズ(キャリア周波数成分)が電源線や接地線を経由して外部へ漏洩しやすく、またDCモーターやブラシ付きモーターではブラシと整流子のスパークによる高周波ノイズが発生します。効果的なノイズ対策としては、まず電源一次側・二次側への「ノイズフィルター」や「零相リアクトル(フェライトコア)」の設置が有効です。また、モーターから制御盤までの配線には「シールド線」を使用し、アース配線(接地)を太く短く独立して施工することで放射ノイズを著しく低減できます。さらに、モーター本体の機械的ノイズ(ウーという電磁うなり音)に対しては、インバータのキャリア周波数を最適な値へ再調整するか、ベアリング交換・精密アライメント(芯出し)調整を行って機械的振動を抑えることが非常に効果的です。