コラム - FAQ
モーター本体や接合部からオイル(潤滑油)漏れが発生する原因と、修理・対策方法について教えてください。
モーターや減速機(ギヤードモーター)からのオイル漏れ(油漏れ)は、早期に修理・対策を打たないと内部の潤滑不良による軸受・歯車の焼き付きや、周囲環境への油汚染、さらには漏れたオイルがモーターコイル内部へ浸入して絶縁破壊(ショート)を引き起こす原因となります。主な発生原因としては、①軸受部を密閉するオイルシールやVリングの摩擦による摩耗・経年硬化・亀裂、②軸(シャフト)摺動面の摩耗溝の形成、③減速機ハウジングや端子箱合体面のガスケット・パッキンの劣化やボルト緩み、④潤滑油(オイル・グリース)の過剰給脂による内部圧力上昇、⑤ブリーザー(空気抜きプラグ)の目詰まりが挙げられます。修理・対策フローとしては、まず装置を分解して古いオイルや汚れを完全に洗浄・除去します。劣化・硬化したオイルシールやガスケットを新品へ交換し、軸摺動面に深い摩耗痕や傷が見られる場合は、金属溶射加工や精密研磨によって軸の寸法精度を復元させます。組み立て時には適切な規定油量を遵守し、液状パッキン処理を行うことで油漏れを再発させない施工を実施いたします。