コラム - FAQ
ルーツブロワの仕組み・特徴と、異音や吐出圧力低下が発生した際の修理方法について教えてください。
ルーツブロワは、2個のマユ型(または3葉)の対になったローターが、ケーシング内部で互いに接触することなく同期回転することによって、一定容積の気体を効率よく送り出す「容積式ブロワ」です。水処理設備の曝気槽や工場の粉体輸送、真空吸着などで広く利用されています。ルーツブロワで「ゴーゴー」「ガラガラ」といった異音や著しい振動、あるいは風量・吐出圧力の低下が発生した場合、主な原因は①タイミングギヤの摩耗やバックラッシ(歯の隙間)の狂い、②軸受(ベアリング)の磨摩耗による軸振れ、③ローター相互間またはケーシング内壁との直接接触(かじり・抱きつき)、④オイルシール劣化に伴うギアオイルのケーシング内流出が考えられます。修理・オーバーホールでは、本体を安全に解体後、内部の付着物を洗浄除去します。摩耗したベアリング、オイルシール、Vベルト、タイミングギヤを新品に交換し、最重要工程である「ローター間およびケーシングとのクリアランス(隙間)調整」をシックネスゲージ等で精密に再設定します。組み立て後は規定のギアオイルを充填し、試運転で圧力・振動・音を正常状態へ回復させて納品いたします。