コラム - FAQ
モーター軸端や減速機接合部からの「油漏れ(オイル漏れ)」を放置するリスクと補修方法を教えてください。
モーターの軸端や減速機(ギヤードモーター)のケーシング接合部からの「油漏れ(オイル漏れ)」を放置すると、減速機内部の潤滑油(オイル・グリース)が枯渇して歯車やベアリングが激しく磨摩耗・焼き付きを起こし、軸固着や歯破損による高額な機械全損事故へ直結します。さらに、漏れ出たオイルがモーターの端子箱やコイル内部へ浸入すると、被膜を侵食して絶縁抵抗の著しい低下や短絡(ショート)を引き起こす危険性もあります。主な原因は、回転軸を密封する「オイルシール」の摩擦摩耗・熱硬化・亀裂、シャフト(軸)摺動面の摩耗溝の発生、合体面パッキン・Oリングの劣化、および過剰給脂や空気抜きプラグ(ブリーザー)の目詰まりによる内部内圧上昇です。補修方法としては、装置を全分解して内部を徹底洗浄し、摩耗・硬化したオイルシールやパッキン・Oリングを新品へ全て交換します。シャフトのシール接触部に深い摩耗溝や傷がある場合は、金属溶射加工や精密研磨加工によって軸の寸法精度を完璧に復元させます。組み立て時には液状パッキン処理を行い、適正なオイル量を充填して漏れを根本解消いたします。