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コラム - FAQ

三相誘導電動機の「回転子(ローター)」の役割と種類、それぞれの特徴について教えてください。

三相誘導電動機の「回転子(ローター)」は、動かない外枠である固定子(ステーター)が三相交流によって発生させる「回転磁界」の磁力を受け取り、中心軸(シャフト)を伝って機械的回転エネルギーを外部へ出力する心臓部の回転部品です。回転子の構造の違いによって、三相誘導電動機は「かご形」と「巻線形」の2種類に明確に分かれます。最も普及している「かご形回転子」は、積層電磁鋼板の溝(スロット)にアルミニウムや銅の導体棒を配し、両端を短絡環で固定した非常にシンプルな鳥かご状の構造をしています。電気的接触部品(ブラシやスリップリング)が一切存在しないため、極めて堅牢で故障が少なく、メンテナンスが非常に容易(ベアリング点検のみ)であるという最大のメリットがあります。一方、「巻線形回転子」は、固定子と同様に電線コイルが巻かれた構造を持ち、コイルの端子がシャフト上のスリップリングとカーボンブラシを介して外部の抵抗器に接続されています。構造が複雑でブラシの定期点検が必要ですが、始動電流を低く抑えつつ非常に強い始動トルクを発生させたり、速度制御ができる特徴があります。用途に応じた最適な回転子の選定と整備をご提案します。

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