【運営会社】昭和電機(〒327-0837栃木県佐野市植野町1858)

コラム - FAQ

DC(直流)モーターの分解整備・オーバーホール手順と、整流子・ブラシの整備ポイントを教えてください。

DC(直流)モーターは、整流子(コミューテータ)やカーボンブラシといった機械的な通電機構を持つため、定期的な分解整備(オーバーホール)が機器の寿命を伸ばす鍵となります。適切な分解整備の手順とポイントは以下の通りです。①受入検査・解体:絶縁抵抗(メガー)および界磁・電機子抵抗を測定後、ブラケット・ブラシホルダー・カーボンブラシを取り外し、電機子(アーマチュア)を固定子フレームから慎重に引き抜きます。②内部洗浄・乾燥:内部に飛散して溜まったカーボンダストや油汚れを温水高圧洗浄や専用化学溶剤で綺麗に洗い流し、大型乾燥炉にて80〜100℃で水分を完全蒸発させます。③整流子の削正・アンダーカット処理:ここがDC機整備の最重要ポイントです。摩耗して傷や凹凸ができた整流子表面を精密旋盤で極薄く削り(削正)、正円かつ滑らかな面を出します。さらに整流子片間の絶縁マイカ(絶縁紙)を専用工具で均一な深さに削り落とす「アンダーカット加工」を施工し、面取りを行ってスパーク(火花)の発生を防止します。④巻線補修・パーツ交換:コイルへ絶縁ワニスを含浸・焼付乾燥し、新品ベアリングおよび新品カーボンブラシへ交換します。組み立て後にブラシスプリング圧を調整し、無負荷試運転にて火花や振動がないことを確認して完成となります。

お電話でのお問い合わせはこちら

0283-22-3166

平日 9:00-17:00(土日祝除く)