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コラム - FAQ

モーターの「振動許容値」を超えたまま運転を継続するとどうなりますか?リスクと対策について教えてください。

モーターの「振動許容値(JISやISOで規定された振動速度実効値4.5mm/s以上など)」を超えた状態でそのまま運転を継続すると、機械的・電気的に非常に激しい疲労破壊が進行し、最終的に致命的な設備全損事故を引き起こします。発生する主な二次被害・リスクとしては、①軸受(ベアリング)の転動面や保持器の早期破損・破断および焼き付き固着、②アンカーボルトや脚部フランジボルトの緩み・金属疲労破断、③回転軸(シャフト)の金属疲労による断裂・折損、④カップリングやメカニカルシールの破損、⑤最も深刻な事故として、振動軸振れによって内部の回転子(ローター)と固定子(ステーター)が直接激しく接触・衝突する「抱きつき(かじり)」現象の発生です。ローターとステーターが接触すると鉄心が溶融損傷し、コイルが全焼して修理不能となります。対策としては、振動許容値を超えた段階で直ちに稼働を停止し、振動測定(FFT周波数解析)を実施して要因(ベアリング傷、ローターアンバランス、アライメント芯ズレ)を特定した上で、軸受交換、動バランス校正、精密レーザー芯出し調整を行って許容値内へ修復します。

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