コラム - FAQ
長期間保管されている「予備モーター(スペアモーター)」を再稼働させる前の事前点検と準備作業は?
工場や倉庫で長期間保管されている「予備モーター(スペアモーター)」は、稼働させずに置いておくだけでも湿気・結露によるコイルの絶相(漏電)や、ベアリング内部グリースの固化・酸化劣化、軸受の凹み食い付き(静的圧痕)が発生しています。点検・準備作業を行わずに突然電源を入れて実稼働させると、一瞬でコイルがショートして焼損したり、軸受が激しく焼き付いて停止する危険事故に直結します。事前に施工すべき作業としては、①絶縁抵抗計(メガー)による対地絶縁抵抗測定(1MΩ未満の場合は通電不可)、②手動での軸手回しによる固着・引っかかり・不快異音の確認、③ベアリンググリースの完全入れ替え(給油・清掃)、④必要に応じた工場引き取りでの「分解洗浄・大型乾燥炉加熱乾燥・ワニス含浸処理」です。事前の臨床・予防整備を実施することで、本機トラブル発生時に予備機へスムーズかつ安全に切り替えてラインを保護できます。