食堂換気用モーターの入れ替え事例
栃木県の樹脂製品製造工場のお客様からご依頼頂きました。
毎日使用しなくてはならない食堂の換気用モーターに異音が発生。
予備品への交換と、新品のモーターの手配・納入を弊社にて実施いたしました。
顧客から食堂の換気用外気ファン付近より異音が発生しているとの事で調査の依頼がありました。
現地にて確認のため試運転を実施しようとした所、モーターブレーカーがトリップしていました。
その後、絶縁抵抗値を確認した後にブレーカーを投入し試運転を行いました。
モーターを運転することは出来ましたが、異音・振動が大きい為、直ちに停止しその後の対応を顧客と打合せしました。
当該モーターと同等品の予備品を顧客が所有していたので交換することになりました。
厨房の換気の為の設備との事で毎日使用しなくてはならない為、早急の対応を実施しました。
また、天井裏に設置されていた為、交換する際も作業時間も通常の倍近く掛かってしまいました。
モーターの交換後は異音・振動共に問題なく運転を実施することが出来ました。
食堂厨房用の為、毎日使用しなければならず他の騒音等もある為、なかなか不具合に気が付きにくい状況との事です。
また多少の不具合があった場合でも生産設備ではないため後回しになってしまう事があるそうです。
普段、保全の担当者も厨房に立ち入らない為、不具合の判断もできない状況でした。
今回予備品のモーターがあった為、早急の対応が実施出来ましたが、無い場合は長期停止の可能性もありました。
(現在、新品モーターの入荷が未確定)
試運転では問題なく運転でき、顧客の要望は満たされていると思われます。
また、取外しのモーターは弊社にて整備を実施してもらいたいとの事で引取りました。
調査の結果、修復するのにかなりの費用がかかるような内容となりました。
反負荷側ベアリングの不具合によりケーシングが摩耗しローターが脱落、ローターが鉄心に接触していることから継続使用は厳しいとの判断をしました。
ベアリングの経年により引き起こされたものと推測します。
商社に問い合わせた所、同型のモーターがたまたまあった為、弊社で購入・納入となりました。
食堂厨房用との事で普段の保全範囲ではないため定期的な整備の実施が出来ていないとの事でした。
他の顧客でも同様のケースの発生は考えられると思います。このような事例も考慮しまして顧客に提案していければと思います。
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