【運営会社】昭和電機(〒327-0837栃木県佐野市植野町1858)

富士電機 押出機向けPMモーターのオーバーホール・ベアリング交換

設備・種類押出機
トラブルベアリング摩耗、異音、振動

栃木県佐野市で電動機・モーターの点検・メンテナンス・オーバーホール・修理を行っている昭和電機株式会社です。

今回は、富士電機の押出機向けPMモーター(永久磁石モーター)を整備した事例をご紹介いたします。

お問い合わせの背景

プラスチック製品メーカーのお客様より、「押出機モーターの予防保全をお願いしたい」というご依頼がありました。

お困りごと

富士電機 押出機モーターのオーバーホール・ベアリング交換

現場調査に伺い、簡易点検を行ったところ、ベアリングの摩耗によるものと推定される若干の異音・振動がみられましたが、整備内容としては清掃・ベアリング交換・グリスアップのみで充分であると判断しました。

その場で整備内容と費用感をご説明し、ご納得いただいたため、引き取りさせていただきました。

今回整備対象であったモーターは、PMモーター(永久磁石モーター)です。

PMモーター(Permanent Magnet Motor / 永久磁石同期電動機)は、ローター(回転子)に強力な永久磁石(ネオジム磁石など)を埋め込んだり貼り付けたりした高効率な可変速モータです。

従来の汎用誘導モータ(インダクションモータ)のようにローター側に電流を流して磁界を作る必要がないため、二次銅損(電気抵抗による熱損失)が発生しないのが最大の特徴です。

主なメリット

  • 圧倒的な省エネ性能: 損失が非常に少なく、IE4(スーパープレミアム効率)やIE5(ウルトラプレミアム効率)といった最高レベルの超高効率を実現。

  • 小型・軽量化: 同じ出力の誘導モータと比較して1〜2フレームサイズ小型化でき、設置スペースを削減。

  • 低速でも高トルク: 電磁石を作るレスポンスが不要なため、低速域から安定したトルクを出力可能。

  • 発熱が少ない: ローターの発熱が抑えられるため、ベアリング寿命の延長や周囲への熱影響を低減。

主なデメリット・注意点

  • 専用のインバータが必要: 商用電源(コンセントや三相AC電源)に直接つないでも回転せず、専用のPMモータ駆動用インバータが必須。

  • 導入コストが高め: 強力なレアアース(ネオジムやディスプロシウムなど)を使用するため、本体価格が誘導モータより高価。

  • 減磁のリスク: 極度の高温環境や過大電流が流れた場合、磁石の磁力が弱まる(熱減磁・逆磁界減磁)可能性あり。

昭和電機を選んだ理由

当サイトを運営する昭和電機は、栃木県佐野市で産業用モーターの点検・メンテナンス・オーバーホール・修理を約100年にわたり行っております。

弊社は、重量のある大型モーターのメンテナンス・修理に対応できるクレーン設備を持っており、さらに海外製モーターや、防爆モーター・直流モーター・高圧モーターなど、他社がやりたがらない特殊モーターの整備実績が豊富にございます。

そういった経験・実績が豊富な点を買っていただき、弊社にご依頼いただきました。

効果

富士電機 押出機モーターのオーバーホール・ベアリング交換

弊社のモーター整備工場にて、モーターを分解し、清掃・ベアリング交換・グリスアップを行いました。

組立後、回転試験・検査を行ったうえで納品いたしました。

今後の展望

モーターの予防保全・予知保全

モーターのメンテナンス・オーバーホールの目安頻度は一般に3~5年とされていますが、高温高湿環境や屋外、連続稼働などの高負荷・過酷環境では2~3年ごとの定期保全・予防保全をオススメしております。

ベアリング交換・グリスアップ・清掃を”予防的に”実施することで、突発的な停止・異常による生産ライン停止等のリスクを抑えることができます。

特に破砕機や粉砕機、ふるい機といった高負荷がかかる設備や絶対に止めることができない生産設備などについては、こうした「予防保全」に加え、IoT機器・センサを活用した「予知保全」を組み合わせて最大限の対策をすることをご提案しております。

栃木県佐野市の昭和電機のモーターメンテナンス

昭和電機では、3,000V以上の高圧モーターや最大345kW程度までの大型モーターの整備対応が可能です。

2.8tクレーンを2つ保有しており、過去には4.0tを超える重量モーターの整備実績もございます。

モーター整備をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。

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