住友重機械 コンベア向けサイクロ減速機の修理・オーバーホール

| 設備・種類 | 原石搬送コンベア |
|---|---|
| トラブル | ベアリング摩耗、減速機ギヤ劣化 |
栃木県佐野市で電動機・モーターの点検・メンテナンス・オーバーホール・修理を行っている昭和電機株式会社です。
今回は、住友重機械のコンベア向けサイクロ減速機を修理・オーバーホールした事例をご紹介いたします。
石灰石採掘場のお客様より、「ベルトコンベアに使用されている減速機のオーバーホールをお願いしたい」というご依頼がありました。

現場調査に伺い、簡易点検を行ったところ、減速機側のギヤが劣化していました。ギヤが破損・摩耗した場合は、単にギヤを交換するだけでなく、内部の主要パーツ一式をオーバーホールする必要があります。
その場で修理・整備内容と費用感をご説明し、ご納得いただいたため、引き取りさせていただきました。
今回整備対象であったモーターは、サイクロ減速機です。
サイクロ減速機(Cyclo Reductor)は、住友重機械工業が開発・製造している高精度・高耐久な減速機の商品名(登録商標)です。
一般的な減速機が「平歯車(インボリュート歯車)」の組み合わせで回転を落とすのに対し、サイクロ減速機は「エピトロコイド平行曲線(サイクロイド曲線)」を持つ波型の歯車と「ピン」を組み合わせた独特の機構を採用しています。
主な特徴・メリット
高い耐衝撃性(過負荷に強い): 一般の歯車が1〜2枚の歯で負荷を支えるのに対し、サイクロ減速機は全歯数の約30%が同時に滑らかに噛み合います。そのため、過酷な負荷やショック荷重が及んでも歯折れしにくい抜群の耐久性を誇ります。
1段で高い減速比: 1段の減速機構だけで「1/11」から「1/89」までの高減速比が得られるため、多段ギヤを使わずに本体をコンパクトに収められます。
高効率と長寿命: 噛み合い部が面接触ではなく転がり接触(コロの動き)に近いため、擦れによる摩耗が少なく、滑らかな駆動と高い伝達効率を実現します。
主な用途
高い信頼性と耐久性が求められる産業機械全般で広く使われています。
コンベヤ、エレベーターなどの搬送機器
クレーン、巻上機
水処理施設の攪拌(かくはん)機
射出成形機や各種産業用ロボットの駆動部
当サイトを運営する昭和電機は、栃木県佐野市で産業用モーターの点検・メンテナンス・オーバーホール・修理を約100年にわたり行っております。
弊社は、重量のある大型モーターのメンテナンス・修理に対応できるクレーン設備を持っており、さらに海外製モーターや、防爆モーター・直流モーター・高圧モーターなど、他社がやりたがらない特殊モーターの整備実績が豊富にございます。
そういった経験・実績が豊富な点を買っていただき、弊社にご依頼いただきました。
弊社のモーター整備工場にて、モーターを分解し、減速機側ギヤやベアリングの交換をはじめ、清掃、洗浄乾燥、グリスアップを行いました。
組立後、回転試験・検査を行ったうえで納品いたしました。

モーターの予防保全・予知保全
モーターのメンテナンス・オーバーホールの目安頻度は一般に3~5年とされていますが、高温高湿環境や屋外、連続稼働などの高負荷・過酷環境では2~3年ごとの定期保全・予防保全をオススメしております。
ベアリング交換・グリスアップ・清掃を”予防的に”実施することで、突発的な停止・異常による生産ライン停止等のリスクを抑えることができます。
特に破砕機や粉砕機、ふるい機といった高負荷がかかる設備や絶対に止めることができない生産設備などについては、こうした「予防保全」に加え、IoT機器・センサを活用した「予知保全」を組み合わせて最大限の対策をすることをご提案しております。
栃木県佐野市の昭和電機のモーターメンテナンス
昭和電機では、3,000V以上の高圧モーターや最大345kW程度までの大型モーターの整備対応が可能です。
2.8tクレーンを2つ保有しており、過去には4.0tを超える重量モーターの整備実績もございます。
モーター整備をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
導入事例をもっと詳しく知りたい方へ