村上精機工作所 ふるい機向けユーラスバイブレータ(振動モーター)のメンテナンス

| 設備・種類 | ふるい機 |
|---|---|
| トラブル | 異音、振動 |
栃木県佐野市で電動機・モーターの点検・メンテナンス・オーバーホール・修理を行っている昭和電機株式会社です。
今回は、村上精機工作所のふるい機向けユーラスバイブレータ(振動モーター)を整備した事例をご紹介いたします。
セメント製造工場のお客様より、「ふるい機に組み込まれているモーターに、異音や振動がみられるので点検してほしい」というご依頼がありました。

現場調査に伺い、振動値測定・絶縁抵抗測定・相間抵抗測定・温度測定を行ったところ、振動値に異常が見られました。オーバーホールが必要であると判断し、その場で整備内容と費用感をご説明し、ご納得いただいたため、引き取りさせていただきました。
今回整備対象であったモーターは、ユーラスバイブレータ(振動モーター)です。
ユーラスバイブレータ(ユーラスバイブレータモータ)は、ユーラスアイテック(旧・三友工業等)が製造・販売している産業用振動モータの代名詞的な製品・登録商標です。
普通のモータが「軸を滑らかに回して動力を伝える」のに対し、ユーラスバイブレータは「意図的に強い振動を生み出す」ことに特化しています。
仕組み
モータ軸の両端に偏心ウェイト(アンバランスな重り)が取り付けられています。モータが回転すると、この重りの偏心によって強力な遠心力が発生し、それが円運動の振動となって本体および取り付けられた設備全体に伝わります。
偏心ウェイトの角度を調整することで、振動の大きさ(遠心力)を簡単に変更できる構造になっています。
主な用途
粉体・粒体・塊状の材料を扱うあらゆる産業現場で「詰まり防止」や「搬送・選別」の駆動源として活躍しています。
ホッパー・サイロの付着・ブリッジ防止: 容器の外壁に取り付け、内部の材料(粉末、鉱石、薬品など)の引っかかりを落とす。
振動フィーダ・振動コンベヤ: 振動の力で粉粒体を滑らかに手前へ送り出す。
振動ふるい(スクリーン): 粗い粒と細かい粒を網の上でふるい分ける。
充填・締固め: 容器や型枠に詰めた粉体・コンクリートの空隙(エア)を抜き、均一に密着させる。
主な特徴・メリット
堅牢で高い耐久性: 自らが起こす激しい振動に耐え続けるため、超頑丈なハウジングと専用の強化ベアリングを採用。
完全全閉構造: 粉塵や水蒸気が舞う過酷な現場(屋外、粉体プラント、鉱山など)でも耐えられるIP66級の防塵防水性を保持。
メンテナンス性: 構造がシンプルなため故障しにくく、長寿命。
粉体ハンドリングや搬送設備において、バイブレータと言えば真っ先に名前が挙がる業界のデファクトスタンダード(定番機器)です。
当サイトを運営する昭和電機は、栃木県佐野市で産業用モーターの点検・メンテナンス・オーバーホール・修理を約100年にわたり行っております。
弊社は、重量のある大型モーターのメンテナンス・修理に対応できるクレーン設備を持っており、さらに海外製モーターや、防爆モーター・直流モーター・高圧モーターなど、他社がやりたがらない特殊モーターの整備実績が豊富にございます。
そういった経験・実績が豊富な点を買っていただき、弊社にご依頼いただきました。
弊社のモーター整備工場にて、モーターを分解し、清掃・ベアリング交換・グリスアップを行いました。
組立後、回転試験・検査を行ったうえで納品いたしました。

モーターの予防保全・予知保全
モーターのメンテナンス・オーバーホールの目安頻度は一般に3~5年とされていますが、高温高湿環境や屋外、連続稼働などの高負荷・過酷環境では2~3年ごとの定期保全・予防保全をオススメしております。
ベアリング交換・グリスアップ・清掃を”予防的に”実施することで、突発的な停止・異常による生産ライン停止等のリスクを抑えることができます。
特に破砕機や粉砕機、ふるい機といった高負荷がかかる設備や絶対に止めることができない生産設備などについては、こうした「予防保全」に加え、IoT機器・センサを活用した「予知保全」を組み合わせて最大限の対策をすることをご提案しております。
栃木県佐野市の昭和電機のモーターメンテナンス
昭和電機では、3,000V以上の高圧モーターや最大345kW程度までの大型モーターの整備対応が可能です。
2.8tクレーンを2つ保有しており、過去には4.0tを超える重量モーターの整備実績もございます。
モーター整備をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
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