明電舎 破砕機向け巻き線形高圧モーターのオーバーホール・コイル巻替え

| 設備・種類 | 破砕機 |
|---|---|
| トラブル | コイル焼損・絶縁不良、ベアリング摩耗 |
栃木県佐野市で電動機・モーターの点検・メンテナンス・オーバーホール・修理を行っている昭和電機株式会社です。
今回は、明電舎の破砕機向け巻き線形高圧モーターに対してオーバーホール・コイル巻替えを行った事例をご紹介いたします。
石灰・ドロマイト採掘会社のお客様より、「生石灰破砕機に組み込まれているモーターの調子が悪いので点検をお願いしたい」というご依頼がありました。

現場調査に伺い、点検を行ったところ、しばらくメンテナンスされていなかったこともありベアリングの摩耗やコイルの焼付きが見受けられました。
その場で修理・整備内容と費用感をご説明し、ご納得いただいたため、引き取りさせていただきました。
今回整備対象であったモーターは、巻き線形の高圧モーターでした。
巻き線形モーター(巻線形誘導電動機)とは、回転子(ローター)にもコイルが巻き付けられている構造の三相交流モーターです。
最も一般的な「かご型」との最大の違いは、回転子構造と制御の自由度にあります。かご型は回転子が籠状の導体ブロックで構成されたシンプルな構造で、頑丈で安価、メンテナンスが容易という利点があります。しかし、始動時に大きな電流が流れるうえ、大きな始動トルクを得にくいのが難点です。
一方の巻き線形は、回転子のコイル端子がスリップリングとブラシを介して外部に引き出されています。ここに外部抵抗を接続して抵抗値を調整することで、始動電流を低く抑えつつ大きなトルクを発生させたり、速度を制御したりできます。ブラシの摩耗による点検の手間や構造の複雑さからコストは高くなりますが、クレーンや巻上機など、重い荷物を持ち上げるような高始動トルクが必要な用途で活用されます。
当サイトを運営する昭和電機は、栃木県佐野市で産業用モーターの点検・メンテナンス・オーバーホール・修理を約100年にわたり行っております。
弊社は、重量のある大型モーターのメンテナンス・修理に対応できるクレーン設備を持っており、さらに海外製モーターや、防爆モーター・直流モーター・高圧モーターなど、他社がやりたがらない特殊モーターの整備実績が豊富にございます。
そういった経験・実績が豊富な点を買っていただき、弊社にご依頼いただきました。

弊社のモーター整備工場にて、モーターを分解したうえで、コイル巻き替え、ベアリング交換、グリスアップ、洗浄乾燥を行いました。
組立後、回転試験・検査を行ったうえで納品いたしました。

モーターの予防保全・予知保全
モーターのメンテナンス・オーバーホールの目安頻度は一般に3~5年とされていますが、高温高湿環境や屋外、連続稼働などの高負荷・過酷環境では2~3年ごとの定期保全・予防保全をオススメしております。
ベアリング交換・グリスアップ・清掃を”予防的に”実施することで、突発的な停止・異常による生産ライン停止等のリスクを抑えることができます。
特に破砕機や粉砕機、ふるい機といった高負荷がかかる設備や絶対に止めることができない生産設備などについては、こうした「予防保全」に加え、IoT機器・センサを活用した「予知保全」を組み合わせて最大限の対策をすることをご提案しております。
栃木県佐野市の昭和電機のモーターメンテナンス
昭和電機では、3,000V以上の高圧モーターや最大345kW程度までの大型モーターの整備対応が可能です。
2.8tクレーンを2つ保有しており、過去には4.0tを超える重量モーターの整備実績もございます。
モーター整備をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。
導入事例をもっと詳しく知りたい方へ