浸水したモーターの清掃・コイル巻替え

| 設備・種類 | ポンプ |
|---|---|
| トラブル | 浸水 |
栃木県佐野市で電動機・モーターの整備を行っている昭和電機株式会社です。
今回は、浸水してしまったモーターをメンテナンスした事例をご紹介いたします。
素材メーカー様より、「夏の豪雨で、電動機がポンプごと浸水してしまった。動作確認するのも怖いので見に来てほしい」というご相談がございました。

弊社が現地に訪問し点検・ヒアリングを行ったところ、停止時の浸水であったため、おそらく分解清掃・グリス再注入のみで巻替えは不要である可能性が高いのではと考えておりました。しかし現地でブラケットを外して内部を点検すると、経年劣化も相まってコイルが痛んでおり、巻替えが必要な状態でした。
その場で、整備内容と費用感をご説明し、ご納得いただいたため、引き取りさせていただきました。

当サイトを運営する昭和電機は、栃木県佐野市で産業用モーターの点検・メンテナンス・オーバーホール・修理を約100年にわたり行っております。
弊社は、重量のある大型モーターのメンテナンス・修理に対応できるクレーン設備を持っており、さらに海外製モーターや、防爆モーター・直流モーター・高圧モーターなど、他社がやりたがらない特殊モーターの整備実績が豊富にございます。
そういった経験・実績が豊富な点を買っていただき、弊社にご依頼いただきました。
弊社のモーター整備工場にて、モーターを分解し、清掃(錆取り・洗浄・乾燥)したうえで、グリスの再注入やコイルの巻替えを行いました。
組立後、再びお客様の工場に伺い、再結線・試運転を行ったところ問題無く稼働することを確認できたため、そのまま納品いたしました。
お客様からは、「繁忙期に設備が止まってしまい途方に暮れていましたが、迅速に対応してくださり助かりました」と感謝のお声を頂きました。
モーターが浸水してしまった場合の対処方法
豪雨・水害などでモーターが浸水してしまった場合、まず機械との接続を切り離したうえで、モーター単体で絶縁確認・動作確認を行います。
いずれも問題無いようでしたら、浸水してしまうといずれにしろグリスはダメになってしまうので、グリスを再注入したうえで再結線・試運転し、やはり問題無く設備が稼働するようであればそれで完了です。これは現地でも対応可能です。
しかし、もし異常があるようであれば、引き取りしたうえで、モーター整備工場でメンテナンスを行う必要があります。
その際、浸水時の状況によって対応が異なります。
停止時の浸水であれば、水を抜いて錆取りだけで充分です。
しかし、稼働時の浸水の場合は、絶縁抵抗や相間抵抗(U相、V相、W相)のバラツキが発生する恐れがあります。このうち絶縁不良のみで相間抵抗に異常がみられないなら、洗浄・乾燥のみで対処できます。相間についても異常がみられる場合は、基本的に巻替えも必要となります。
浸水リスクがある地下のピットや機械室のモーターや、風雨にさらされる屋外設備のモーターは特に注意が必要です。今回整備したモーターのように、高湿環境であれば、グリス劣化や錆びが想定より早く進むことが予想されるので、こまめに点検されることをオススメいたします。
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