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コラム - FAQ

モーターのブラケット(端カバー)のハウジング部が摩耗する原因と補修方法は?

モーターのブラケット(端カバー)は、軸受(ベアリング)の外輪を固定し、回転軸(シャフト)を正しい位置で支える重要なハウジング構造部品です。しかし、ベアリングの潤滑不良、芯出し不良による異常振動、過大なラジアル荷重、または長年の稼働による経年劣化が重なると、ベアリング外輪がハウジング内部で滑って回ってしまう「連れ回り(クリープ現象)」が発生します。これによりブラケットの内径が摩耗・変形し、ベアリングの嵌め合いにガタツキが生じます。ブラケットが摩耗すると、回転軸が偏芯してローターとステーターが接触する「抱きつき(かじり)」事故を引き起こしたり、激しい振動や異音が発生して最終的に固着停止に至ります。補修方法としては、摩耗状態に応じて2種類の手法を用います。軽度〜中度の摩耗に対しては、摩耗面を一度削り落とした後に金属粉末を加熱噴射して肉盛りする「溶射加工(金属溶射)」を行い、精密施削で元の寸法精度に仕上げます。損傷が著しい場合は、内径を大きく削り込んで鋼製のブッシュ(肉厚リング)を焼きはめ加工で挿入する「ブッシュ加工」を実施し、メーカー指定の公差範囲へ修復します。これにより新品ブラケットへ交換することなく短納期・低コストで復元できます。

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