コラム - FAQ
モーターのコイル焼損(焼き付き)を現場で確認・判定する具体的方法と手順を教えてください。
モーターのコイル焼損(焼き付き)は、過負荷運転や単相運転(欠相)、拘束(ロードロック)、絶縁劣化によるショートが原因でコイルが異常発熱し、絶縁被膜が焦げて全焼する現象です。現場で焼損の有無を確認・判定する具体的手順は以下の通りです。①外観・臭気チェック:電源を落とした状態で端子箱カバーや外扇カバーを外し、内部から焦げ臭い異臭がしないか、隙間から黒く変色したコイルや塗料の焦げが見えないか目視・感官点検します。②絶縁抵抗測定(メガーチェック):絶縁抵抗計(500V)のアースリードをフレームに、テストリードをU・V・W端子に当てて測定します。測定値が「0MΩ」に近い場合はコイルの絶相(地絡)焼損と判定されます。③相間抵抗測定:テスターや微小抵抗計でU-V、V-W、W-U間の抵抗値を計測します。数値が不平衡(特定の相だけ著しく低い、または断線して無限大「OL」)であれば相間短絡や線間焼損と確定します。焼損が確認された場合は運転を絶対に再開せず、コイルの巻き直し(巻替え修理)または新品モーターへの更新をご依頼ください。