コラム - FAQ
工場や設備で使用するブロアモーターの寿命の目安と、交換・整備の適切な時期を教えてください。
ブロアモーター(送風機・ブロア用電動機)の本体寿命の目安は、適切な環境で定期的な保全を行っている場合「約10〜15年」と言われています。しかし、ブロアモーター全体の健全性を左右する内部消耗部品の寿命はそれよりも短いため、注意が必要です。特に回転軸を支える「軸受(ベアリング)」は、24時間連続稼働や高温・粉塵環境下では「約2万〜4万時間(約2〜5年)」で定格限界に達します。ベアリングの油脂劣化や摩耗を放置すると、異音・振動が激化して最終的に軸受焼き付きや固定子コイルの焼損へ拡大します。また、ベルト駆動式ブロアの場合は「Vベルト(寿命約1〜2年)」や「プーリー」の摩耗管理も必須です。整備・交換の適切な時期を判断するポイントとして、①「シャー」「キュルキュル」「ゴロゴロ」といった日常と異なる異音の発生、②手で触れてわかるほどの異常振動や振動測定値の悪化、③本体の異常発熱や定格電流値の上昇、④メガー測定による絶縁抵抗値の低下(1MΩ未満)が挙げられます。これらの兆候が現れたら、突発停止を回避するため速やかにベアリング交換やオーバーホール、または本体更新を実施してください。