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コラム - FAQ

モーターの運転電流値が定格を超えて高くなる(過電流)原因とチェック項目を教えてください。

モーターの運転電流値が銘板に記載された定格電流値(フルロードアンペア)を超えて高くなる「過電流状態」は、そのまま放置すると保護継電器(サーマル)のトリップや、コイルの異常発熱による焼き付きを引き起こす危険なサインです。過電流が発生する原因は、機械的要因と電気的要因の2つに分類されます。機械的要因としては、①負荷機器(ポンプ、ファン、コンベア等)の過負荷や物質の噛み込み・異物固着、②ベアリングの摩耗・かじり・焼き付きによる軸回転抵抗の増大、③カップリングやベルトの芯出し不良(ミスアライメント)や過度な張り、④メカニカルシール等の摺動部の固着が挙げられます。電気的要因としては、①電源電圧の異常な低下(電圧が下がると同じ出力を維持するため電流値が上昇する)、②三相電源の電圧不平衡や単相運転(欠相)、③コイル内部の層間短絡(レアショート)や絶縁低下による漏電が考えられます。現場でのチェック項目として、クランプメーターによる三相(U・V・W)それぞれの電流バランス確認、手動での軸手回しチェック、電源電圧測定、絶縁抵抗測定を行い、原因に応じた機器整備を実施します。

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