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コラム - FAQ

「モーター絶縁」とはどのような概念ですか?低下した場合のリスクと絶縁回復の手順を教えてください。

「モーター絶縁」とは、固定子コイル(ステーター巻線)のエナメル被膜やスロット内の絶縁紙、絶縁ワニスなどにより、電流が正しくコイル内だけに流れ、モーターフレーム(大地・アース)や異なる相へ漏れ出さないように電気的に遮断・保護されている状態を指します。モーター絶縁は、稼働時の熱、始動時の電磁力振動、結露や浸水による水分、周囲の粉塵・油分の侵入によって年数とともに徐々に劣化します。絶縁が低下(漏電状態)したまま運転を継続すると、漏電遮断器(ELB)の作動による突然の設備ライン停止を招くだけでなく、感電事故のリスクや、最終的には絶縁破壊が起きて瞬間的に短絡(ショート)し、コイルが激しく焦げ付いて全焼・焼き付きに至る非常に危険な事態を引き起こします。絶縁回復の手順としては、まず絶縁抵抗計(メガー)にて数値を測定し、数値が著しく低い場合(1MΩ未満など)は本体を全分解します。内部の汚れや油分を専用洗剤や温水高圧洗浄で落とし、大型乾燥炉にて80〜100℃でしっかり加熱乾燥させた後、絶縁ワニスを充填・含浸させて焼付処理を行い、絶縁性能を新品同様まで高めて復元させます。

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