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コラム - FAQ

減速機の「オイルシール」からオイル漏れが発生する原因と交換・補修の手順を教えてください。

減速機(ギヤードモーターやサイクロ減速機等)の「オイルシール」は、回転軸(シャフト)貫通部からの内部潤滑油(オイル・グリース)の漏出を防ぐとともに、外部からの粉塵や水の侵入をブロックする密閉保護部品です。オイルシールからオイル漏れが発生する主な原因は、①長年の回転擦れに伴うニップ(ゴム唇部)の摩耗や熱硬化・亀裂、②オイルシールが接触するシャフト表面に深い摩耗溝や傷が刻まれること、③異物噛み込みや過剰給脂による内部内圧の上昇です。オイル漏れを放置すると減速機内の油が枯渇し、歯車やベアリングが激しく焼損・破損する全損事故を引き起こします。交換・補修の手順としては、まず減速機を分解して古く硬化したオイルシールを取り外します。次に最も重要な点として、シャフトのシール接触面に摩耗溝や打痕がないかを精密測定・チェックします。溝や傷が存在する場合は、新品シールに交換するだけでは再漏れを起こすため、金属溶射加工や精密研磨加工を行って軸の寸法精度を復元させます。最後に新品オイルシールを傷つけないよう水平・均等に圧入装着し、液状パッキン処理と規定オイルの充填を行って完成となります。

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