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コラム - FAQ

「ブレーキ付きモーター」の内部仕組みと、保守点検・調整の要点を教えてください。

「ブレーキ付きモーター」は、駆動用モーター(主に三相かご形誘導電動機)の後部に、電磁石の力を利用して作動する「無励磁作動型電磁ブレーキユニット」を一体化させた省スペース構造の電動機です。その内部仕組みは、通電していない状態(停電時や電源オフ時)では内蔵された強力なブレーキバネの力によってブレーキライニングがディスクを押し付け、軸を強力にロック(保持ブレーキ)します。モーターに電源が投入されて通電(励磁)されると、内部の電磁コイルに磁力が発生してバネ力に打ち勝ち、ブレーキライニングが瞬時に離れて解放(フリー状態)され、モーターがスムーズに回転を開始します。この仕組みにより、搬送リフト、昇降設備、コンベア、クレーンなどで「電源オフ時の確実な保持」と「非常停止時の安全制動」を実現しています。保守点検・調整における最重要ポイントは、①ブレーキライニングの摩耗量点検とディスク面の油分清掃、②電磁石と可動板の間の「ブレーキギャップ(隙間)」の定期的な微調整です。ライニングが摩耗してギャップが広がり過ぎると、通電してもブレーキが解放されず、抱きつき擦れ音や過熱・焼損事故を引き起こすため、シックネスゲージを用いた定期調整が不可欠です。

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