コラム - FAQ
工場で汎用される「低圧三相誘導電動機」のトラブルを防止し、長寿命化させるためのポイントは?
工場のラインや設備で最も多く稼働している「低圧三相誘導電動機(200V/400V級かご形モーター)」は、非常に構造が頑丈で長寿命ですが、トラブルなく安全に20〜30年と長持ちさせるためには「4大メンテナンスポイント」を徹底することが極めて重要です。ポイント①「適切な軸受(ベアリング)のグリス管理と定期交換」:ベアリングは最も消耗しやすい部位であり、連続稼働2〜5年を目安に定期交換を行い、給脂可能な機種では規定規格グリースを適切な周期・量で補充します。ポイント②「外扇ファンカバー・放熱フィンの清掃(過熱防止)」:フィンの隙間に粉塵や油汚れが溜まると熱がこもり絶縁劣化を促進するため、定期的なエア吹き清掃を行います。ポイント③「メガー(絶縁抵抗)による電気的傾向管理」:年に1〜2回、定期点検時に絶縁抵抗を測定し、1MΩを下回る前に分解洗浄・乾燥・ワニス再処理(オーバーホール)を実施して漏電やショートを防ぎます。ポイント④「駆動軸の精密アライメント(芯出し)調整」:ポンプや減速機との連結時にはダイヤルゲージ等を用いて100分の1ミリ単位で芯出しを行い、異常振動やベアリングの偏摩耗を防止します。これらを計画的に行うことで突発停止をゼロにできます。