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省エネ、CO2削減に貢献する超高効率モーターとは?

いつもお世話になります。
今回は超高効率モーターについて、その効率区分や省エネ効果を解説いたします!

 

目次

・超高効率モーターとは?
・モーターの効率区分
・超高効率モーターへの更新による省エネ効果
・モーターの更新はお任せください

脱炭素が求められる昨今、各企業ではCO2排出量の削減に取り組まれているところかと存じます。
そのような中、実はモーターの電力消費量は世界全体のおよそ半分を占めるとされており、
モーターの省エネ施策に取り組むことで、電気代削減に加え、脱炭素に貢献することができます。
そこで、今回は、モーターの省エネに貢献する超高効率モーターについて解説します。

 

超高効率モーターとは?

超高効率モーターとは、消費電力の損失が少なく、エネルギー効率の高いモーターを指します。
標準モーターから超高効率モーターへ更新することで、電気代削減やCO2排出量削減に貢献します。

特に、以降で解説するモーター効率クラスにおいて「IE3」「IE4」に該当するモーターはそれぞれ、「プレミアム効率」「スーパープレミアム効率」と呼ばれ、規定効率を凌ぐ効率性を有し、IEクラスが1つ上がると1%ほどの効率アップと言われています。

 

モータの効率区分

世界各国では国際電気標準会議(IEC)が定める効率クラス(IEC60034-30)に基づき、最低エネルギー効率を定め、法規制化の動きにあります。
日本国内においても、日本工業規格JIS C 4034-30にてモーターの効率クラスは規定されています。

効率コード呼称

JIS規格

IE1標準効率JIS C 4210(標準モータ)相当
IE2高効率JIS C 4212(高効率モータ)相当
IE3プレミアム効率JIS C 4210(標準モータ)相当
IE4(参考レベル)スーパープレミアム効率

 

また、日本では、1998年の省エネ法が改正に伴い「トップランナー制度」が導入されました。
トップランナー制度とは、指定されている「特定機器」について、国内で出荷された最も省エネ性能が高い製品と同等以上のエネルギー効率を目指さねばならない制度になります。
モータの目標基準値は、IE3と定められており、この基準値を満たしたモータを「トップランナーモータ」と言います。

 

高効率モーターへの更新による省エネ効果

超高効率モーターへの更新により、電気代やCO2削減に更新します。
モーターの更新によるコストダウン効果は下記の式に基づいて考えられます。
超高効率モーターによる省エネ効果は、下記の式で表すことができます。

コストダウン効果=
出力〔kW〕×運転時間〔h/年〕×電気料金〔円/kWh〕×
(100/従来モーターの効率〔%〕-100/超高効率モーターの効率〔%〕)

下記の条件で試算してみます。

【試算条件】
・出力:55kW4極
・電圧/周波数:200V/50Hz
・運転時間:4800時間/年(16時間/日、300日)
・電気料金:19円/kWh

弊社が取り扱う超高効率モーターでは、
標準モーターと比較して、損失を30~40%削減、効率を2%~10%改善でき、試算すると約282,000円/年の省エネ効果が見込まれます。
※計算値であり、保証値ではありません。

 

モーターの更新は昭和電機へおまかせください

いかがでしょうか。
モーターメンテナンス.comを運営する昭和電機株式会社では、
モーターのメンテナンスだけでなく、超高効率モーターを始めとするモーターの更新も行っております。

モーターの更新の際には、現場調査が必要になります。
トルクが適切かどうかや適切なモーターの出力(kW)の確認や直流/交流のどちらが適切か等を、実際の現場を見ながらチェックいたします。

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