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コラム - メンテナンス

DCモータ、直流モータの整備・メンテナンスのポイントは?

今回は「DCモータ、直流モータの整備・メンテナンスのポイントは?」と題しまして、
をDCモーターのメリット・デメリット、そしてメンテナンス時のポイントをご紹介いたします。
DCモータの故障を未然に防ぐために適切なメンテナンスを実施しましょう!

目次

・DCモータ、直流モータとは?
・DCモータのメリットと注意点
・DCモータの整備、メンテナンスのポイント
・DCモーター、直流モーターの整備事例
・DCモータ、直流モータの整備は昭和電機へ

 

DCモータ、直流モータとは?

らに、DCモータは「ブラシ付きDCモータ」と「ブラシレスDCモータ」の2種類に分けられ、ブラシ付きDCモータは整流子とブラシによる機械的な仕組みで動作するモータ、ブラシレスDCモータは、整流子駆動回路で電子的に制御するモータです。

 

DCモーターの画像

 

DCモータのメリットと注意点

DCモータには以下の5つのメリットがあります。

・起動トルクが大きく、高負荷に対応可能

・精度が高い制御ができる

・電圧(電流)と速度・トルクが比例

・永久磁石使用のため、小型・軽量で効率的

一方で、

・ブラシが摩耗するため、定期的なメンテナンスが必要

・摺動音、ノイズが発生

・直流モーターの流通が少なくなりつつある

・直流モーターをメンテナンスできる業者が少ない

などのデメリットもあります。

DCモータは、ブラシと整流子が接触した状態で回転するため、ブラシが摩擦で徐々に劣化し、摩耗粉やブラシ交換等のメンテナンス・点検を定期的に実施する必要があります。

 

DCモータのメンテナンスのポイント

もし、定期的なメンテナンスをせずに使用し続けると、ブラシが削れてなくなる、整流子が摩耗で真っ黒になるといった異常につながります。
状況によりますが最悪な場合、修理不能になってしまったり、交換に時間を要してしまう場合がございます。
直流モータの破損には、高温、粉塵、過負荷、経年劣化といったさまざまな原因が挙げられます。下記の事象が起きていたら、要注意となります。

<こんな事象が表れていたら危険信号!>
1)ベアリングから異音がする
2)振動が大きくなる
3)絶縁が低下している
4)コイルが異常に発熱している
5)カーボンブラシの使用限界を超えている

以上のような危険信号が見られたら、すぐにDCモータの整備・メンテナンスをオススメします。

 

DCモーターメンテナンスの様子

 

DCモーター、直流モーターの整備事例

茨城県の金属加工会社のお客様よりお問い合わせがありました。
モーター稼働中に発煙してしまうとのことで、原因が不明のため、弊社までご連絡頂きました。
弊社にて原因を確認した結果、モーターの絶縁物の劣化とカーボンダストによる枠内部の汚れにより
コイルの抵抗値が低下していることが分かりました。

そこで、摩耗したベアリングの交換、グリスの補給を実施。
また、絶縁低下に対しては、コイル・ワニスが劣化していたため、絶縁ワニスの再処理を行い、絶縁の回復をしました。
その結果、モーターからの発煙は解消され、お客様には大変ご満足いただきました。

>>DCモーター、直流モーターを整備した事例の詳細はこちら<<

 

DCモータ、直流モータの整備は昭和電機へ

いかがでしたでしょうか。
DCモータが故障する前に定期的なメンテナンスを実施しましょう。
また、IoTを活用したモータの予知保全サービスも行っております。
ぜひお気軽にご相談ください!


弊社が提供するモータの保全サービスについて、もっと詳しく知りたいという方はこちらをご覧ください。
https://industrial-motor-maintenance.com/maintenance-needs/

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