北関東圏(栃木、群馬、茨城、埼玉)の製造業の保全担当者向け

事例紹介

鉄心が過熱する大型モーターを整備

190kWのモーターがお客様の生産ラインにて緊急停止してしまったとのことでした。
当初はコイルの巻替えを提案しておりましたが、分解して調査を行った結果、鉄心の不具合が判明し、新品との交換を提案しました。

お問い合わせの背景

今回は比較的大型となる190kWの高圧モーターでご依頼頂きました。
モーターの不具合により工場の生産ラインが停止してしまい、急遽代替品の中古モーターを他社からレンタルしている状況とのことでした。
そのため、早急に故障したモーターを整備してして欲しいとご相談頂きました。

お困りごと

生産ラインの重要なモーターのため、早急に整備して欲しいとのことでした。
当初は、ベアリングが脱落して鉄心が擦れ、コイルが焼損していたため、
コイルの巻替えを提案しておりました。

 

鉄心の損傷部分

効果

しかし、分解して詳細に調査したところ、鉄心に亀裂が入っており、絶縁の劣化が判明しました。
そのため、渦電流が発生した際に鉄心が熱を持ってしまい、コイルの巻替えができない状況でした。

 

鉄心の健全部と損傷部の温度比較

 

鉄心局部過熱試験を実施したところ、鉄心の擦れた箇所が過熱し、電源投入後5分間で約150度の温度上昇が見受けられました。
そのため、コイルを巻替えを実施しても、鉄心の熱ですぐに焼損してしまうことが想定されました。
弊社としては、鉄心交換等の修理と新品との交換で費用がそれほど変わらないため、新品との交換をおすすめしました。

今後の展望

弊社ではモーターの不具合に対してスピーディーに原因究明し、結果に応じて最適な提案を行います。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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