振動・異音が発生したモーターを定期メンテナンスした事例
栃木県のお客様よりお問い合わせがありました。
モーター運転中にベアリングから異音・振動が発生し、モーター運転が継続してできず、安定した生産ができないとのことでした。
原因を確認したところ、定期的なモーターの状態管理ができておらず、フレッチング現象が発生しておりました。
故障を未然に防ぐためにも、モーターの定期的な定期メンテナンスを実施するよう提案いたしました。
以前からお取引させて頂いている栃木県のお客様からご依頼いただきました。
モーター運転中に、ベアリングから異音が発生し、ガタガタと振動も発生しているとのことでした、
顧客側では電動機使用継続の可否を判断できないため、専門業者の判断、意見を貰いたいとのことでした。
異音、振動を起こしていたベアリング
モーター運転が継続してできないために、安定した生産ができない状態となってしまいました。
モーターの停止により生産が止まる期間を、少しでも減らしたいとのことでした。
定期的なモーター状況管理が行き届いていないところもあり、異常が発生してからの対応になってしまっているというお悩みがありました。
外輪滑走面の異常確認
フレッチング発生
分解調査を実施したところ、ベアリングからの異音はベアリング軌道面にフレッチングの現象が発生していたことが要因でした。
フレッチング現象では接触部分に振動負荷が加わり、小振幅で揺動したりすると、その部分から潤滑剤が押し出され無潤滑
状態となって著しい摩耗が発生します。
この場合潤滑剤の再検討が必要となってきます。
また、今回は設備機械モーターの設置があるため、故障を未然に防ぐためにも、定期メンテナンスの実施を提案しました。
モーターに限らず設備用軸受メンテナンスの重要性を説明、そして交換作業の提案をしてまいります。
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